壁の作成は最も基本的な作業です。壁の作成ツールは外壁の作成から部屋を仕切る内壁の作成まで行います。壁の描き方には「フリーハンド」と「サイズと角度を特定」の2種類があります。
フリーハンド:

壁の作成ボタンは以下のタブで「壁」ボタンをクリックして行います: 「建物」タブを選択。新規プロジェクト開いた時点で自動的に壁の作成ツールが選択されています。

壁の作成ツールが選択されているとマウスカーソルがペンの形で表示されます。このペンをマウスを使って動かすことで壁を作成します。ペンの高さは壁の高さと同じです。

まず壁の作成を始める場所でマウスをクリックし、そのままマウスをドラッグすると画面に壁が描かれます。部屋の角にあたる位置に達した時点でマウスを左クリックするとその地点で直角に曲がることが出来ます。作成中の壁の長さは「壁のプロパティ」の欄の「壁の幅」に表示されます。

1つの壁の作成が完了後はすぐに次の壁の作成が始まります。以上の手順で必要な壁を1つ1つ作成していきます。壁の作成を終了するにはキーボードのEsc を押します。

斜めに壁を描く: デフォルトでは壁はグリッド線に沿って90度の角度で描かれます。90度以外の角度で壁を描く必要がある場合は Shift キーを押しながら作業を行うことで希望の角度に壁を描くことが出来ます。

サイズと角度を特定:

このモードを選択するとプロジェクトに挿入する壁の幅と厚さおよび挿入する角度を設定することができます。このモードで壁の作成を行うと、指定した幅と厚さの壁が特定の角度で画面に挿入されます。画面を左クリックすると壁が画面に挿入されます。同じサイズの壁を何度も入力することが出来ます。壁のサイズや角度はいつでも変更することが出来るので、必要に応じてサイズや角度を変更してください。

壁で完全に囲まれたエリアは部屋として認識され床や天井を作成できるようになります(床の挿入モードに「自動挿入」を選択している場合は部屋として認識されたエリアに床が自動的に作成されます)。

壁のスタイル:

壁のスタイルは「直線」または「曲線」のいずれかで、壁の作成時にどのオプションが選択されるかによって決まります。曲線を使った壁を描いた場合、描いた直後は直線で表示されます。壁を描き終えるとピンク色のピンが壁上に表示されるのでこれを使って曲線を描きます。

スナップ位置:

「スナップポイント」は理論的に壁の始点や終点であるべきと判断される場所のことで、例えば既存の壁の近くに現在作成中の壁の終点が来た場合、作業中の壁の終点が既存の壁に自動的に繋がり、壁が正しい位置に作成されます。 しかしながら場合によっては敢えて壁と壁の間を空けておく必要がある場合にはこうした機能をオフにする必要があります。オフにするにはCtrl キーを長押ししながら壁を描きます。オフにした状態で壁を描く場合、画面上では壁と壁が繋がっているように見えても実際には繋がっていない場合がありますのでご注意ください。

壁のタイプ:

壁のコントロール画面に全ての壁のタイプの一覧があります。プロジェクト内の各階にはそれぞれデフォルトの壁のタイプが設定されます。壁のタイプには以下のプロパティが含まれます: