はじめに

ビートメーカーはプロジェクトのビート用トラックを作成するツールです。ビートーメーカーにはサンプルのドラムキットとパターンが搭載されており、すぐにビートの作成を始めることができます。

まずはじめに・・・

まず最初にキットのダウンロードまたは作成を行います。キットがまだ何もインストールされていない場合、キットのパッケージをダウンロードするかどうかを確認するメッセージが表示されます。ビートメーカーを使うのが初めての場合はパッケージをダウンロードすることをお勧めします。

パターンを作成する

ビートメーカーのプロジェクト領域(中央部分)にビートのパターンを挿入することでビートの作成を行います。プロジェクト領域のいずれかの枠内をダブルクリックすると空のパターンが挿入されます。

パターンにビートを挿入する

挿入したパターン内の分割線をクリックするとビートが挿入されます。挿入したビートを右クリックするとビートを削除できます。再生ボタンを押すとビートを聴くことができます。Shiftキーを押しながらパターンをドラッグすると全ての分割線に一度に素早くビートを挿入することができます。分割線上の高い場所にビートを挿入するとより大きな音で再生されます。

パターンのサイズを変更する

パターンの右上角をクリックしてドラッグするとパターンのサイズを変えることができます。

パターンの分割数を変更する

各パターンの分割数はパターン上部にある上下の矢印を使って変更することができます。

パターンを統合する

同じトラック内の複数のトラックは「パターン」タブの「結合」ボタンを使って繋げることができます。

パターンを分割する

ツールバーの分割ボタンをクリックするとカーソルが置かれている位置でパターンが分割されます。

パターンをグループ化する

複数のパターンをグループ化する場合は「パターン」タブの「グループ化」ボタンをクリックします。グループ化を解除する場合は「グループ化を解除」ボタンをクリックします。パターンをグループ化するとグループ内の1つのパターンをクリックするだけでグループ内の術のパターンが選択されます。

パターンのリンク

パターンをコピー貼り付けすると貼り付け元のパターンと貼り付け先のパターンがリンクされます。パターンがリンクされている場合、片方のパターンに行った変更はもう片方のパターンにも同じことが行われます(例:片方にビートを挿入するともう片方のパターンにも同様にビートが挿入されます)。ビート全体に同様のパターンを繰り返す場合などに便利な機能です。リンクを外す場合は「リンクを外す」ボタンをクリックします。

パターンをロックする

パターンの上部にある錠前のアイコンをクリックするとパターンのロックとロックの解除を行うことができます。パターンがロックされている場合ビートの挿入や編集、削除などを行うことができません。ただしパターン自体を削除したり移動したりすることはできます。パターンをロックすることで誤ってビートに変更を加えてしまう事を防ぐことができます。

パターンライブラリを使う

MixPadには良く使われる様々なビートのパターン一覧が搭載されています。パターンの一覧でアイテムをダブルクリックするとビートの作成画面にパターンが挿入されます。独自に作成したパターンをパターン一覧に追加することもできます。パターンの作成後「パターン」タブのツールバーで「ライブラリに追加」ボタンをクリックすると作成したパターンがライブラリに追加されます。ライブラリに追加する際にはパターン名とカテゴリを指定する必要があります。

作成するビートのプロパティ

ビートメーカーの右上部には、作成中のビートのプロパティを調節するための一覧があります。

ループ領域

タイムライン上部にある緑色のバーを使ってループ領域を指定します。このバーはバーの両端にある三角形のハンドルを動かすか、プロパティ欄でループの開始/停止時間を指定して長さを調節します。画面下部にある「ループ」ボタンをクリックするとループのオンとオフを切り替えることができます。

トラックの音声を変更する

各トラックにはそれぞれ異なる音声が割り当てられています。各トラックのプルダウンメニューを使って、割り当てる音声を変更することができます。

ミュートと単独再生

MボタンをSボタンを使って特定のトラックをミュートにしたり(Mボタン)、逆に特定のトラックのみを再生したり(Sボタン)することができます。

トラックの音量

各トラックのコントロールパネルにあるスライダを使ってトラックの音量を調整することができます。設定した音量は設定を行ったトラックのパターンにのみ適用されます。

キットの作成と編集

MixPadには「NCH Kit1」という名前のキットのサンプルが搭載されていますが、キットは独自に作成することが可能です。キットを作成するには「ホーム」タブのツールバーで「キット編集」ボタンをクリックします。

新規キットを作成する

新しいキットを作成するには「キット編集」画面のツールバーで「新しいキット」ボタンをクリックします。キット名を付け、キットに挿入するコンポーネントと各コンポーネントに割り当てる音声を選択します。キット編集画面には1つのコンポーネントの情報が1つの行に表示されています。左端のプルダウンメニューを使って、キットに装入するコンポーネントの種類を選択します。プルダウンの右横にあるファイルパスを使って、このコンポーネントに使う音声を選択します。ファイルパスの右横の欄にはキットに表示されるコンポーネントの名称を記入します。

ビートの保存と読み込み

ビートの作成が完了後はビートを保存しておくと、後から簡単にビートの編集を行うことができます。

ビートをエクスポートする

エクスポートボタンをクリックすると、作成したビートがメイン画面のトラックに読み込まれ、通常の音声ファイルと全く同様に扱うことができるようになります。

ショートカットキー一覧