クリップを1つだけ選択する場合は、選択するクリップの名前をクリックします。複数のクリップを選択する場合は、マウスの左ボタンを押しながらドラッグして必要なクリップを全てハイライトします。

クリップを移動する場合は、クリップ名が書かれている領域をクリックしてドラッグします。クリップは同一トラック内での移動だけでなく、別のトラックへ移動することもできます。クリップが小さすぎて扱い辛い場合はズーム機能をお使いください。ズームを行うことでクリップ名が書かれた欄等が大きく表示され、作業がしやすくなります。

また、ズームを行うことで、より正確な位置へクリップを移動することができます。またはShift + 右矢印/左矢印キーを使って左右に少しずつ移動こともできます。移動の幅はオプション画面のプロジェクトタブで設定することができます。

クリップの正確な位置への移動には、グリッド線をお使いいただくという方法もあります。グリッド線の表示をオンにすると、クリップの移動時はドロップしたクリップが直近のグリッド線に合わせて配置されるため、特定の位置に正しく配置することができます。グリッド線の表示がオンになっている状態で、グリッド線に合わせて配置されないようにする場合は、シフトキーを押しながらクリップをドラッグしてください。グリッド線へ合わせて配置するという機能が不要な場合は、メイン画面の左下にあるグリッド線ボタンをクリックしてグリッド線をオフの状態にしてください。Gtrl+Gキーを押すことでもグリッド線を切り替えることができます。

クリップはコピー貼り付けが可能です。コピーするクリップを選択し、CtrlキーとCキーを一緒に押してクリップをコピーした後、貼り付けを行う場所でCtrlキーとVキーを押して貼り付けを行います。コピー貼り付けはまた、「クリップ」メニューまたは右クリックメニューを使って行うこともできます。

またクリップをコピーするもう1つの方法としてCntlキーを押しながらクリップをドラッグするという方法があります。この方法を使うと、クリップのコピーを作成し、それを別の場所にドラッグするという作業を行うことができます。

コピー貼り付けは複数のクリップを一括で行うこともできます。Shiftキーを押しながら必要なクリップを全て選択した状態でコピーを行うと、選択したクリップが全てコピーされます。

編集中に誤ってクリップを移動してしまわないようにするために、クリップをロックすることができます。ロックされたクリップは、ロックの解除が行われるまで移動することができません。クリップをロックするには、クリップを選択し、ツールバーのクリップをロック/ロック解除アイコンをクリックします。同じボタンを再度クリックするとクリップのロックが解除されます。各クリップの右上部に錠前の形のアイコンがあり、クリップがロックされている時はこのアイコンもロックされた形で表示されます。解除されている場合は錠前が開いた状態で表示されます。クリップが小さすぎる場合は錠前アイコンが見えない場合がありますので、必要に応じてクリップをズームしてください。

一覧からクリップを削除する場合は、削除するクリップの右上(錠前アイコンの右側)にあるX印をクリックします。また、クリップを選択してCtrl+Deleteキーを同時に押す形でも削除を行うことができます。クリップを削除しても音声ファイル自体は削除されませんので、必要に応じていつでもクリップを再読み込みすることができます。錠前アイコンと同様に、クリップ削除用のX印もクリップが小さすぎる場合は表示されない場合がありますのでご注意ください。

システムにコピー/システムから貼り付け

この機能を使うと他のプログラムとのデータの共有が可能になります。クリップまたはクリップの一部をシステムのクリップボードにコピーし、他のプログラム(例えばWavePad 音声編集ソフト)に貼り付けて編集を行うことができます。また逆に、WavePadで編集したクリップをシステムのクリップボードにコピーし、MixPadに貼り付けを行うことも可能です。

クリップをリンク

クリップの相対時間の位置がリンクされます。クリップを10ミリ秒前方にドラッグすると、そのクリップにリンクされている全てのクリップも10ミリ秒先に移動します。クリップをリンクするには少なくとも2つのクリップを選択し、「クリップ」タブにある「クリップをリンク」ボタンをクリックします。クリップのリンクを解除するには、リンクを解除するクリップを選択し、「クリップのリンクを解除」ボタンをクリックします。選択したクリップを右クリックして、クリップのリンクやリンク解除を行うこともできます。