同じ録音オプション画面で、録音に使うサンプルレートの選択や、録音をステレオまたはモノのどちらで行うかを設定できます。OKボタンをクリックして音声設定を保存します。

設定画面を閉じたら 録音 ボタン（メインの録音ボタンではなく、各トラックのコントロールパネルにある録音ボタン）をクリックし、トラックを録音スタンバイ状態にします（この時点ではまだ録音は行われません）。音声入力が正しく設定できている場合は、コントロールパネル下部にある音声レベル表示メータが動きます。メータが動いていない場合は入力設定を再確認してください。

入力設定が正しく行われていることを確認した後、メインの録音ボタン（メイン画面の左下にある赤い丸が描かれたボタン）をクリックするとMixPadが録音を開始します。

録音は、録音スタンバイ状態になっているトラック全てに対して行われます。メインの録音ボタンを押すと録音スタンバイ状態になっている全てのトラックが録音を開始します。

録音中に満足できない点があり再度録音を開始する場合は再録音をクリックすると最初から録音をやり直すことができます。

パンチ＆ロール

領域を選択してパンチ＆ロールを選択し、選択した領域内に正確に録音します。

パンチ＆ロール録音を開始するには、領域を選択し、「録音」タブから録音ボタンをクリックしてパンチ＆ロール」を選択します。「録音」ボタンの横にある矢印をクリックして、パンチ＆ロールを選択することもできます。

パンチ＆ロール録音にはさまざまな録音モードがあります。各モードへのアクセスは、MixPadのオプション画面の「全般」タブでパンチ＆ロール設定ボタンをクリックします。

• 自動モードを選択すると、録音する音声の種類に応じて「固定」と「フレックス」のいずれかを自動的に選択します。
• 固定モードは選択した領域の長さに応じて録音が自動的に停止します。このモードは音楽系の音声に適しています。
• フレックスモードは選択した領域から録音を開始し、ユーザーが録音停止ボタンをクリックするまで録音を続けます。このモードはポッドキャストなどのボイス録音に適しています。

繰り返し録音（マルチテイク機能）

マルチテイクとは同一箇所を何度も録音することができる機能です。この機能を使って録音を行うと、1つのクリップに同一箇所が複数回録音されたマルチテイククリップが作成されます。マルチテイククリップの中から必要なテイクを選び、残りは全て削除することができます。

マルチテイク機能を使うにはまず、タイムラインで領域を選択しループモードをオンにします。次にトラック（1つまたは複数のトラック）を録音スタンバイ状態にし、領域の先頭より前から録音を開始します。録音が領域内で繰り返され、1つ1つの繰り返しが1つの「テイク」として録音されます。完了後はポップアップメニューを使って必要なテイクを選択することができます。Ctrl+Shift+PまたはCtrl+Shift+Nキーを押すと、それぞれ1つ前または後ろのテイクを選択することができます。

現在のバージョンでは、この機能はMIDI録音には対応していません。