VSTおよびVSTiプラグイン

MixPadはVirtual Sound Technology(VST)プラグインに対応しています。こうしたプラグインを使うことでMixPadを使って更に高度な作業ができるようになります。エフェクト系のプラグインを使い音声に様々なエフェクトを加えたり、楽器系のプラグインを使ってMIDIファイルの音声を特定の楽器の音で再生したりと言った作業のほか、音声信号を視覚化するプラグインを使うことも可能です。

VSTプラグインは無料のものから有料のものまで様々な種類のものが市場に出回っています。ウェブ検索を行うと多数のサイトが見つかりますが、弊社でも一覧をご用意していますのでご参照ください:http://www.nch.com.au/wavepad/jp/free-vst-plugins.html

音声トラックにVSTエフェクトを挿入するにはFxボタンをトラックのコントロールパネル(画面左側)でクリックします。ダイアログが開くので画面左側のパネルにあるVSTエフェクトという項目をご覧ください。ここにはインストール済みの有効なVSTプラグインが全て入っています。何も入っていない場合はVSTがインストールされていないか、VSTプラグインが間違った場所に保存されている可能性があります。この場合はVSTプラグインのファイルが保存されている場所をVSTタブ(オプションダイアログ内)で指定してください。

VSTインストルメントを使ってMIDIファイルを再生またはモニター

VSTインストルメント(VSTi)はMIDIを入力および出力音声とする特殊なプラグインです。VSTiを使ってMIDIクリップを再生できるだけでなく、MIDIハードウェアを使って録音中の音声をモニターすることもできます。トラックでMIDI再生やモニターを行うには、各トラックのコントロール領域にあるスパナのアイコンをクリックしてオプション画面を開きます。オプション画面の中ほどにMIDI再生オプションという項目が見つかるはずです。「VSTインストルメントを使ってMIDIを再生」のラジオボタンを選択し、使用する楽器をプルダウンメニューから選択します。

MIDI録音のモニタはモニタオプションの項目から同様の作業を行います。「ASIOデバイス用VSTインストルメントを使ったMIDIのモニタリングをオンにする」のラジオボタンを選択し、プルダウンメニューから使用する楽器を選択します。

VSTiの選択が完了すると、各トラックのコントロールパネルにある2つのキーボードのアイコンをクリックして、選択したプラグインのインターフェースを開くことができます。左側のボタンをクリックすると再生用に割り当てられたVSTiが開き、右側のボタンをクリックすると録音のモニタ用のVSTiのインターフェースが開きます。