MixPadプロジェクトを再生する場合は、再生用のカーソルを再生開始位置に置き、メイン画面の左下にある再生ボタンをクリックします。また、キーボードのスペースバーを押すことで再生と停止を行うことができます（音声が再生されていない状態でスペースバーを押すと再生が始まり、再生中に押すと再生が止まります）。早送り や早戻しボタンをクリックして音声を検索するか、 先頭に移動または末尾に移動ボタンをクリックしてトラックの冒頭または末尾に素早く移動します。
スクラブモードで再生を行うと、ミキシング中に音声の特定の箇所へ簡単に移動することができます。スクラブモードでミックスを再生するにはスクラブボタン（プロジェクト画面下部）をクリックします。また、キーボードのF6キーを押すことでスクラブのオンとオフを切り替えることができます。
MixPadでは停止ボタンをクリックすると、音声の再生が停止しカーソルが再生開始前の地点に戻ります。こうすることで同じ部分の音声を何度も簡単に確認することができます。
再生を一時停止する場合は一時停止ボタンをクリックするか、キーボードの Pキーを押します。一時停止では再生停止後カーソルは再生前の位置に戻らず、一時停止を行った地点に留まります。一時停止ボタンを再度クリックするか再生ボタンをクリックすると、一時停止した地点から再生が始まります。
再生ボタンを音声が既に再生されている状態でクリックすると、再生開始位置にカーソルが戻り、そこからまた音声の再生が始まります。
プロジェクト内の特定の領域で作業を行う場合は、領域を指定することができます。画面下部のタイムラインでマウスをドラッグすると、ドラッグした領域がハイライトされます。この状態で再生ボタンを押すと、再生カーソルが置かれている場所から再生が始まりますが、ループモードが選択されている場合は選択した領域内の末尾に達すると、選択領域の先頭に戻って再生が始まり、選択領域内だけが繰り返し再生されます。選択領域の末尾の後ろから再生を始めた場合は、ループが行われず、単純に残りの音声が再生されます。領域の選択を解除する場合は、タイムラインの下にある「クリア」ボタンをクリックするか、Ctrl+Dを押します。
プロジェクトファイルは.mpdpの拡張子でデータフォルダに保存し（.ProjectDataの拡張子のプロジェクトファイルと同じ名前で）、再度使う際に読み込むことができます。MixPadプロジェクトを保存すると、プロジェクトに使用した全ての音声ファイルがプロジェクトのデータフォルダ内に保存されるため、プロジェクトを他のコンピュータ等で使う場合に音声ファイルを別途読み込む必要はありません。プロジェクトファイルを読み込むだけで作業準備は完了です。
タイムラインの表示は、時間または拍子と小節で表示することができます。表示の切り替えは、コントロールパネル下の「ループとグリッド」タブで「タイムラインモードを切り替え」ボタンをクリックして行います。
ループ再生モード
MixPadプロジェクトの特定の領域を繰り返し再生する場合は、録音タブのツールバーにあるループボタンをクリックしてループ再生モードをオンにします。コントロールパネル下の「ループとグリッド」タブにある矢印が描かれたボタンがループボタンです。矢印が青く表示されている場合はループ再生がオンになっており、灰色で表示されている場合はオフになっています。ループ再生がオンになっていることを確認した後、ループ再生を行う領域を選択します。領域の選択はタイムラインをマウスでドラッグして行います。再生カーソルが選択領域内にある状態で再生ボタンをクリックすると、再生カーソルがある位置から再生が始まり、選択領域の末尾に到達すると選択領域の先頭に戻って再生が始まり、選択領域内だけが繰り返し再生されます。選択領域の前から再生を始めた場合も、選択領域の末尾に達すると上記と同様にループが行われますが、選択領域の後ろから再生を始めた場合は残りの音声が再生されるだけでループは行われません。
BPMと拍子を調整する
ループとグリッドのタブの横にはBPMと拍子というタブがあります。このタブではプロジェクトのBPM（一分間ごとの拍子）や拍子を変更することができます。タイムラインモードが拍子と小節に設定されている場合、BPMや拍子を変更するとタイムラインに表示される数値も変わります。
グリッド線を表示する
グリッド線を使うと、複数のトラックのループやクリップを正確に並べる際に役立ちます。グリッド線をオンにするには、コントロールパネル下の「ループとグリッド」タブで「グリッド線を切り替え」ボタンをクリックします。Gtrl+Gキーを押すことでもグリッド線を切り替えることができます。グリッド線を使用中にBMPの変更を行った場合は、グリッド線を一旦オフにしてから再度オンにすることでグリッド線のリセットを行う必要がありますのでご注意ください。
メトロノーム
音声再生中にメトロノームを再生すると、ミックスする音声のテンポをマスター音声のテンポに合わせる際に役立ちます。メトロノームのオン/オフを切り替えるには、プロジェクト画面の左下にあるトラックの下にあるメトロノームボタンをクリックします。メトロノームを使えるようにするには、まずオプション画面でメトロノームをオンにする必要がある場合があります。メトロノームのオプションの詳細については、このマニュアルの オプション - メトロノームのページを参照してください。