「動画エフェクト」ダイアログでは変換する動画にエフェクトを加えたり簡単な編集を行ったりすることができます。「動画エフェクト」ダイアログはPrismのメイン画面下部にある「エフェクト」ボタンをクリックすると開きます。- 一覧から選択したファイルにのみエフェクトを適用する場合は、「選択したファイルに適用」にチェックを入れます。
- 一覧内の全てのファイルに同じエフェクトを適用する場合は、「全てのファイルに適用」にチェックを入れます。
色変更 - 映像の明るさやコントラスト、ガンマなどの設定は、対応するスライダーを左右に動かして調整することができます。
- 映像に白黒やセピアなどのフィルタを掛けることができます。フィルタはプルダウンメニューから選択してください。
- 「デフォルトに戻す」ボタンをクリックすると、元の設定に戻すことができます。
字幕 - 画面上部の配置ボタンを使って、文字が表示される位置を指定します。文字の配置は、右寄せ、左寄せ、中央揃えの3種類から選択いただけるほか、画面表示の位置を画面上部、中央、下部の3か所から選択いただけます。
- 動画に挿入する字幕やタイトルなどの文字列を入力します。%YYYY%、%MM%、%DD%、%HH%、%MIN%、%SS%の文字列を入力することで、現在の年、月、日、時間、分、秒が挿入されます。%time%または%timenoms%のフォーマットを使うと動画の絶対時間が挿入されます。
- フォントボタンをクリックすると、フォントやフォントのスタイル、サイズ、フォントに加えるエフェクトなどを設定する画面が表示されます。この設定画面ではまた、設定が加えられた文字列のプレビューを確認することもできます。
- 文字の色と文字の背景色を選択します。
- 元の動画に記録されている日時をレイヤー文字として変換後の動画に表示する場合は「元の動画のタイムスタンプを表示」にチェックを入れます。ファイルのメタデータにこうした情報が含まれていた場合にのみ、元の日時の表示が行われます。日時の時刻部分はMKV/WebMおよびASF/WMVフォーマットのみ対応しています。メタデータの編集に関する詳細は タグエディタの使い方のページをご覧ください。
- 「デフォルトに戻す」ボタンをクリックすると、入力した文字列が削除され、元の設定に戻ります。
メモ: 入力した文字列は、動画の再生中に常に画面表示されます。 回転と反転 - 回転ボタンをクリックすると、動画の画面を90度、180度または270度に回転することができます。
- 「上下に反転」または「左右に反転」にチェックを入れると、画面を反転することができます。
- 「デフォルトに戻す」ボタンをクリックすると、画面が回転前の表示に戻ります。
透かし画像 - オンにする:「オンにする」にチェックが入っている場合、今後画像変換を行う際は必ずこの透かし画像が入ります。
- 参照ボタンと画像の名前:参照ボタンをクリックして透かし画像を選択します。透かし画像を選択すると、参照ボタンの横に選択した画像のファイル名が表示されます。
- サイズ(%):透かし画像の大きさをスライダを使って調整します。透かし画像の大きさは、変換後の画像より小さくなくてはなりません。
- フィルタ:「正方形ピクセル」(解像度の低い画像に最適です)または「滑らかなピクセル」(写真やスキャン画像などに最適です)のいずれかを選択します。
- 透明度(%):スライドさせて透かし画像の透明度を調整し、透かし画像の後ろにある動画を見やすくします。
- 配置:縦横3列に並んだボタンをクリックして変換後の動画に挿入される透かし画像の位置を設定します。
- 横方向にオフセット(%):画面の左端または右端に透かし画像を配置します。画像が横方向の中央に配置されている場合はお使いいただけません。
- 縦方向にオフセット(%):画面の上端または下端に透かし画像を配置します。画像が縦方向の中央に配置されている場合はお使いいただけません。
- 「デフォルトに戻す」ボタンをクリックすると、入力した透かしが削除され、元の設定に戻ります。
動画を編集 「動画編集」タブには動画のトリミングや分割、切り取りなどを行うツールがあります。ダイアログ右側には動画のプレビュー画面があります。
- 動画を再生/一時停止(Shift + スペースバー) ボタンをクリックします。
- コマ戻し(Ctrl + Left) は動画の位置を1つ前のフレームに戻します。
- コマ送り(Ctrl + Right) は動画の位置を1つ先のフレームに移動します。
- タイムラインのカーソルをドラッグしたり、タイムライン上をクリックしたりすると動画の位置が変わります。
トリミング。 動画のトリミングを行うには 開始位置 と 終了位置 のマーカーを希望の位置にドラッグします。開始位置のマーカーは赤で表示され、終了位置は青で表示れます。 OK ボタンをクリックするとトリミングが適用されダイアログが閉じます。出力動画には選択した領域の動画のみが含まれます。トリミング関連のボタンには以下のようなものがあります:
- [ 開始(Ctrl + ,) は開始位置のマーカーを現在カーソルが置かれている位置に設定します。[開始ボタンの横にある編集コントロールに時間を入力し Enterキー を押すことでも 開始 マーカーの位置を変えることができます。
- ] 終了(Ctrl + .) は終了位置のマーカーを現在カーソルが置かれている位置に設定します。]終了ボタンの横にある編集コントロールに時間を入力し Enterキー を押すことでも 終了 マーカーの位置を変えることができます。
分割:動画を分割するには、動画のプレビュー画面で分割する位置にカーソルを置き、分割ボタンをクリックするかキーボードのCtrlキーとSキーを同時に押します。Prismのメイン画面と出力フォルダにオリジナルと同じ動画フォーマットで2つのファイルが挿入されます。ファイル名は元のファイル名に番号が振られる形で自動生成されます(例:元のファイル名1、元のファイル名2)。トリミングと分割を行う場合は、「開始」および「終了」地点を設定することでトリミングを行う領域を選択してから分割ボタンをクリックします。動画は常に2つに分割されます。2つ以上に分割する場合は分割作業を繰り返し行ってください。
切り取り:切り取り機能を使うと画像や動画の外枠を切り取ったり、動画の一部のみを表示したりすることができます。動画を切り取るには、スライダを使って上下左右(Y1,Y2,X1,X2)の切り取り位置を指定します。縦横比を特定の値に固定した状態で切り取りを行う場合は「比率」のプルダウンメニューからから縦横比を選択します。切り取り位置はプレビュー画面上に点線で表示され、実際切り取りは動画の変換時に行われます。切り取り位置はプレビュー画面上で簡単に変更することができます。切り取り線上にマウスカーソルを置くとカーソルの矢印が両矢印に変わるので、この状態で画面をクリックしてドラッグすることで切り取り線を動かすことができます。切り取り領域全体を動かす場合は切り取り領域の中央にカーソルを置くとカーソルの矢印が4方向に向いた矢印に変わるので、この状態で画面をクリックしドラッグすると切り取り領域がマウスの動きに合わせて移動します。
速度(%):動画の速度を調整するには、「速度」のパラメータを100%より上または下に設定することで速度を速めたり遅くしたりします。
「デフォルトに戻す」ボタンをクリックするとトリミングや切り取りが無効になり速度が元に戻ります。
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