ディクテーションの転送機能を使うと、電子メールやコンピュータネットワーク(フォルダを使用)、インターネット(FTPサーバーを使用)を使ってディクテーションファイルを転送することができます。一部のみテープ起こしが完了しているディクテーションファイルを別のタイピストに引き継ぐ際などに便利な機能です。


ディクテーションをするにはまず、転送するファイルを選択しCtrl+Shift+Fを押します。次に送信方法と送信先を入力します。ご不明な点はディクテーションシステムを設定した担当者にご確認ください。


ディクテーションに添付したファイルはディクテーションと共に送信されます。ファイルを添付するには、Ctrl+Hを押して添付ファイルを検索し指定してください。


転送方法

電子メールに添付して送信

ディクテーションを電子メールの添付ファイルとして送信します。


受信者の電子メールアドレスを入力してください。


こちらもご覧ください: 電子メール設定


お使いのコンピュータまたはLAN(ローカルエリアネットワーク)のフォルダに転送

転送相手が社内などのネットワーク内にいる場合、LANを使って素早くファイルを転送することができます。この場合、ネットワーク上に共有フォルダが設定されている必要がありますので、必要に応じてシステム管理者にフォルダの作成を依頼してください。


ドライブ名を頂点とした共有フォルダの絶対パスを「フォルダ:」に入力します(例:H:Typist)。受信者のプログラム(Express Scribe)からもこの共有フォルダにアクセスできるよう設定する必要があります。


サーバー(FTP)へアップロード

FTPを使ってディクテーションをインターネットサーバーに直接送信することができます。受信者がFTPにアクセスな場合にのみ使えるオプションですが、電子メール送信より早い作業が可能です。


「サーバー(FTP)へアップロード」を選択し、サーバー名やユーザー名、パスワード、FTPサーバーのディレクトリを入力します。

お勧めするFTP ホストサービス

暗号化

「ディクテーションを再暗号化」にチェックを入れると、転送前にディクテーションの暗号化を行うことができます。 受信時にディクテーションが暗号化されていた場合にのみ、このオプションを使用することができます。

ファイル名フォーマット

転送するディクテーションのファイル名は、固定の文字列と変数を組み合わせて指定することができます。

以下の変数をお使いいただけます:

備考:ファイル拡張子(.dct)は自動的に付加されます。

例: 2008年1月1日の午後2時に転送された「サンプル」という名前のディクテーションの場合、変数を含むファイル名を「 転送%now-year%年%now-month%月%now-day%日%now-hour%時%now-min%分、ファイル名:%dict-name%」とすることで ファイル名は「転送2008年01月01日14時00分、ファイル名:サンプル」と表示されます。

こちらもご覧ください:

受信ファイル オプション