ファイルの管理

ファイルを読み込む

Express Scribeへ音声または動画ファイルを読み込む方法は、1)フォルダを同期して新しいファイルを読み込む、2)手動でファイルを選択して読み込む、3)録音デバイスからファイルを転送するの3通りがあります。

同期:

Express Scribeで同期を行うよう設定するにはメインのツールバーの「同期」アイコンをクリックします。オプション画面の受信タブが開きます(詳しくはオプション ~ 受信をご覧ください)。録音ファイルの自動読み込みがExpress Scribeに設定されると、ソフトの実行中に定期的に新しいファイルの検出が行われます。

読み込む:

Express Scribeに手動でファイルを読み込む場合は、Ctrl+Lを押すか、メインのツールバーから「読み込み」アイコンをクリックします。読み込みを行うファイルの検索は、ファイル欄またはファイル欄の右にあるフォルダアイコンを使って行います。複数のファイルを一度に読み込む場合は、Shiftキーを押しながらファイルを選択します。

CD-ROMからファイルを読み込む方法については、CDからファイルを読み込むのページをご覧ください。

ディクテーションファイルを読み込んで削除(Ctrl+Shift+L):

ファイルの読み込みを行い、読み込み後にオリジナルのファイルを削除します。共有フォルダからファイルの読み込みを行う場合などにこの機能を使うと、複数のタイピストが同じファイルを読み込むことを防ぐことができます。

ファイルの自動転送:

携帯型レコーダから録音ファイルを読み込む場合は、メインツールバーの「ドック」アイコンをクリックします。詳しくは携帯型レコーダから転送(ドック)のページをご覧ください。

ディクテーションの完了

タイピング完了後は、ファイルを電子メールで送信するか、「完了」ボタンを押して作業を完了します。いずれの場合もファイルは一覧から削除されます。

選択したファイルを電子メールで送信するには、Ctrl+Dを押すか、送信ツールバーボタンをクリックしてください。ワープロ(例: Mac用 Microsoft Wordなど)を使用して文章をタイプした場合、電子メールにファイルを添付することができます(参照をクリック)。

ファイルを電子メールで送信せず、完了扱いにする場合は、Ctrl+Nを押すか、ツールバーの「完了」ボタンをクリックします。

過去のディクテーションを復元

完了済みファイルに修正を行う際など、既に完了扱いになっているファイルを復元する必要がある場合は、「過去のディクテーションを復元」画面を使います。小さいツールバーの矢印アイコンをクリックするか、Ctrl+Rを押すと、この画面が表示されます。この画面には、電子メールで送信済みのファイルおよび「完了」ボタンを押して完了扱いにしたファイルが表示されます(ファイルは1か月後に自動的に削除されます)。復元が可能なファイルは、電子メールで送信したファイルまたは「完了」ボタンを押して完了扱いにしたファイルのみです。削除したファイルは復元できませんのでご注意ください。

ファイルを削除

ファイルを削除するには、削除するファイルを一覧で選択しCtrl+Deleteを押すか、小さいツールバーの削除アイコン開いているツールバーの削除アイコン(バツ印)をクリックします。削除を行う旨を確認するメッセージが表示されるので「削除」ボタンを押すと削除が完了します。削除したファイルは復元できませんのでご注意ください。将来的に復元する必要性がある場合は、「完了」ボタンをお使いください。

DCT形式で保存

作業中の原稿(およびその他の文書ファイル)をDCT形式のファイルで保存することで、他のタイピストのプログラムに読み込むことができるようになります。途中まで作業を行ったファイルを、他のタイピストに引き継ぐ際などにお使いいただけます。このオプションを使用する前にまず、作業中の文書ファイルを保存します。小さいツールバーのフロッピーディスクアイコンをクリックするか、ファイルメニューから「DCT形式で保存」を選択することで保存作業を行うことができます。

転送...

録音ファイル(および添付ファイル)を電子メールやインターネット、ネットワークを経由して転送する場合は、Ctrl+Shift+Fを押すか、小さいツールバーの転送アイコン(カセットテープの下に緑色の矢印が描かれているアイコン)をクリックします。詳しくはファイルの転送のページご覧ください。

音声および動画ファイルの制御

再生 (F9)

選択したファイルを現在設定されている速度で再生するには、F9を押すか、Express Scribe画面下部にある再生ボタン(右向き三角形のボタン)を押します。

再生コントロールの右側(メイン画面の右下部)にある速度変更用のスライダを左右に動かし、音声の再生速度を調節します。また、スロー再生はキーボードのF11、高速再生はF3をそれぞれ押すことで行うこともできるほか、F10を押して再生速度を標準速度に戻すこともできます。スロー再生および高速再生の速度はオプション ~ 再生で設定することができます。

停止(F4)

再生を停止するには、F4ボタンを押すか、Express Scribe画面下部の停止ボタン(正方形が描かれたボタン)を押します。

録音ファイル内の移動(F7、F8、Ctrl+Home、Ctrl+EndおよびCtrl+J)

早戻しまたは早送りをするには、 また、Express Scribe画面下のコントロール欄にある、早戻しまたは早送りボタンを長押しすることでも行うことができます。

ファイルの先頭に移動する場合はCtrlキーを押しながらHomeキーを押します。同様に、末尾に移動する場合はCtrlキーとEndキーを押します。

Express Scribe画面下部のコントロール欄(再生や停止などのボタンがある欄)のすぐ上にあるスクロールバーをドラッグさせてファイル内を移動することも可能です。

録音ファイル内の特定の位置に移動するにはCtrl+Jをキーボード上で押します。ダイアログが表示されるので、移動先の時間を指定してください。

フットペダルやシステムワイドのホットキーを使ってExpress Scribeをコントロールすることも可能です。詳しくはコントローラ ~ 概要のページおよびシステムワイドのホットキーについてをご覧ください。

タイピング

Express Scribeはバックグラウンドで実行しながら、Microsoft WordやCorel WordPerfect、Lotus Word ProなどのWindowsワープロソフトを使ってタイプ入力を行うことができます。また、短い文章の場合、Express Scribeのメモ欄にタイプ入力を行い、他の文書ファイルにコピー貼り付けすることもできます。

ワープロソフトを使う場合は、システムワイドのホットキーを使うことで、バックグラウンドで実行中のExpress Scribeをコントロールすることができます。また、フットペダルを使ったコントロールも可能です。詳しくはシステムワイドのホットキーについてまたはコントローラ ~ 概要をご覧ください。

メモ欄を使う必要が無い場合は、ファイルメニューの「表示」をクリックし、「メモ欄を表示」からチェックマークを外すと、メイン画面のメモ欄が非表示になります。


こちらもご覧ください:

ショートカットとホットキーの一覧

オプション ~ システムワイドのホットキー