音声に以下のような特殊処理を行う場合は、Express Scribeのファイルメニューから「音声の特殊処理」を選択します。

バックグラウンドのノイズ削減:

この音声処理を選択すると、読み込みを行う最低音量のしきい値が設定され、この値を下回る音声が削除されます。録音ファイルに含まれた雑音(背景音など)が原因で音声が聴き取り辛いというような場合に便利な機能です。ただし、雑音が大きすぎる場合は、必要な音声と雑音の区別がつかないため、正しく機能しない場合がありますのでご注意ください。


音量アップ:(ラウドネス、音量、増幅、レベルおよびゲイン)

「ラウドネス」、「音量」、「増幅」、「レベル」などは、どれも似たような意味を持つ用語です。音声の音量を上げると、より多くのパワーが更に必要になり、より大きな音になります。受信したディクテーションの音量が小さすぎるため、音量を上げる必要がある場合にこの音声処理を使うと、音声ファイル全体の音量を10%上げることができます。

ハイパスフィルタ:

この音声処理を選択すると、周波数が450Hz 以上の音声のみが保存されます。ハイパスフィルタを使うことで、不明瞭な音声のディクテーションを聴きやすくすることができます。

元に戻す

Express Scribeまたは特定のファイルの読み込み後に行われた音声処理をすべて元に戻します。


備考:上記設定のパラメータを変更する場合は、弊社のWavePad 音声編集ソフトをお使いください。

Wavepadのダウンロードは無料です。また、お試し期間中は有料版と同じ機能を全てお試しいただくことができます。ダウンロードはこちら:www.nch.com.au/wavepad/jp