DTMFダイヤル番号検出

トーン信号などの名前でも知られるDTMFはアナログ回線の通話に使われる信号で、電話のボタンを押すと発せられる信号音から特定の番号を割り当てたり、交換システムやその他の通話用機器に対するコマンドの発信を行います。

VRSを通話録音に使う場合、こちらからかけた電話番号を記録することができます。この機能を使うには、オプション画面の記録データタブで「DTMFトーンを検出して記録」にチェックを入れます。

DTMF検出の設定は殆どの場合デフォルトのままで問題ありませんが、番号が正しく記録されないなどの問題が発生する場合は、「DTMF詳細オプション...」ボタンをクリックして設定の変更を行ってください。

この秒数以降は番号の検出を行わない...

電話番号は通常10秒もあればダイヤルできるものですので、それ以降はあまり長く番号を記録する必要はないはずです。相手側の電話が自動応答システムを使っていた場合などは、相手の番号をダイヤル後も何らかの番号をダイヤルして作業の選択を行う必要がある場合がありますが、こうした追加番号の記録は不要な場合が殆どです。そのためVRSではダイヤル開始から15秒が経過すると、番号の記録を停止するようデフォルトで設定されています。

DTMFトーンの検出は、余計な番号をできるだけ検出せずに全ての番号を検出するために、検出レベルのバランスを取ることが大切です。検出レベルは電話回線の音質と音量によっては調整が必要な場合があります。番号が一部検出されない場合や、間違った番号が検出される場合は、ここで検出レベルの調整を行ってください。