ここではVRSの設定方法を以下のような録音方法別にご説明いたします:

1回線の通話を録音する

必要なハードウェア:通話アダプタ (お勧めハードウェアはこちら)

  1. チャンネルボタンをクリックします。
  2. 追加をクリックします。
  3. 電話回線の名前をチャンネル名に入力します。
  4. 電話回線に使われている音声デバイスを以下から選択します: 録音デバイス
  5. テレフォニー機器を使っている場合は番号通知用テレフォニー機器 にチェックを入れ、一覧からテレフォニー機器を選択します。
  6. 開始/終了プロパティータブを開きます。
  7. テレフォニー機器を使っている場合は電話機で制御録音モードで選択します。このモードが正しく機能するには、1つ前のページの発信者番号の欄で正しいテレフォニー機器が選択されている必要があります。
  8. もしくは音声起動を選択します。録音開始が正しく行われない場合は、検出時間および検出レベルを調節して通話が正確に検出されるようにしてください。

複数回線の通話を録音する

必要なハードウェア:テレフォニーボード (お勧めハードウェアはこちら)

  1. 1回線の通話を録音する で行った設定を、各回線に行います。
  2. 異なる 録音デバイスおよび番号通知用テレフォニー機器 が設定中の各回線に選択されていることを確認してください。

Axon経由での通話を録音する

必要なソフトウェア: AxonバーチャルPBXソフト

  1. チャンネルボタンをクリックします。
  2. VoIPチャンネルタブを開きます。
  3. 追加をクリックします。
  4. 音声ソースの名前をソース名に入力します。
  5. ソースアクセスコードを入力します。 このコードをAxonにパスワードとして入力することで、AxonとVRSが通信可能になります。
  6. Axonで使う回線の数を選択します(デフォルトでは3回線が選択されています)。
  7. AxonのWebインターフェイスを開きます。
  8. システム設定。
  9. ページの下部にスクロールし 録音設定の欄を表示します。
  10. VRSのホスト名 にVRSが実行されているコンピュータのIPアドレスを入力します。AxonとVRSが1台のマシンで実行されている場合は、127.0.0.1と入力します。
  11. VRSアクセスコード:前述のソースアクセスコードに入力したパスワードを入力します。
  12. Axonを使って発信した通話を録音する:
    1. Extensions & GroupsをAxonのWebインターフェイスでクリックします。
    2. 発信通話の録音を行う内線番号をクリックします。
    3. 一番下までスクロールし 発信通話を録音にチェックを入れます。
    4. 変更を保存します。

警察・緊急無線などの録音をする

必要なハードウェア:サウンドカード (お勧めハードウェアはこちら)

  1. チャンネルボタンをクリックします。
  2. 追加をクリックします。
  3. 電話回線の名前をチャンネル名に入力します。
  4. お使いの無線ラジオ機器に使われている音声デバイスを録音デバイスに選択します。
  5. 開始/終了プロパティータブを開きます。
  6. 継続録音または予約録音のいずれかを選択します:
    1. 継続録音モードで選択します。
    2. 録音を開始する時間を設定します:
      1. 日時を指定して予約録音ボックスにチェックを入れ予約録音をクリックします。
      2. チャンネル日時一覧ダイアログを使って録音間隔や録音日数などの設定を行います。

ラジオ局(再放送含む)の録音(1局のみ)

必要なハードウェア:サウンドカード (お勧めハードウェアはこちら)

  1. チャンネルボタンをクリックします。
  2. 追加をクリックします。
  3. ラジオ局の名称をチャンネル名に入力します。
  4. お使いの無線ラジオ機器に使われている音声デバイスを録音デバイスに選択します。
  5. 開始/終了プロパティータブを開きます。
  6. 継続録音または予約録音のいずれかを選択します:
    1. 継続録音モードで選択します。
    2. 録音を開始する時間を設定します:
      1. 日時を指定して予約録音ボックスに入力し以下をクリックします: 予約録音をクリックします。
      2. チャンネル日時一覧ダイアログを使って録音間隔や録音日数などの設定を行います。

複数のラジオ局を録音

必要なハードウェア:マルチチャンネルのサウンドカード (お勧めハードウェアはこちら)

  1. 上記の手順で1局のみのラジオ局の録音を行います。
  2. 録音する各局を同様の手順で設定します。各ラジオ局ごとに異なる録音デバイスを選択してください。

アマチュア無線の録音

必要なハードウェア:サウンドカード

  1. チャンネルボタンをクリックします。
  2. 追加をクリックします。
  3. 無線の名称を以下に入力します: チャンネル名に入力します。
  4. お使いの無線ラジオ機器に使われている音声デバイスを録音デバイスに選択します。
  5. 開始/終了プロパティータブを開きます。
  6. 継続録音または予約録音のいずれかを選択します:
    1. 継続録音モードで選択します。
    2. 録音を開始する時間を設定します:
      1. 日時を指定して予約録音ボックスにチェックを入れ予約録音をクリックします。
      2. チャンネル日時一覧ダイアログを使って録音間隔や録音日数などの設定を行います。

会議録音など複数チャンネルの音声を個別に録音する

必要なハードウェア:マルチチャンネルのサウンドカード (お勧めハードウェアはこちら)

  1. 会議の参加者にそれぞれ割り当てられた個別のマイクをそれぞれ設定します。
  2. チャンネルボタンをクリックします。
  3. 追加をクリックします。
  4. マイクの名称をチャンネル名に入力します。
  5. 各マイクに使われている音声デバイスを録音デバイスに選択します。
  6. ステップ3~5を各マイクに繰り返します
  7. 離れた場所からの参加者がいる場合、Axonを使って電話で参加してもらいAxon経由での通話を録音するの手順に従い各参加者の回線の設定を行います。
  8. 会場にいる参加者は以下のいずれかの方法で録音を行うことができます:
    1. 全てのチャンネルを手動設定にし、会議が始まる際に各人が手動で録音を開始する。
    2. 各回線を全て継続録音に設定し「チャンネルのプロパティ」の「開始/終了プロパティ」タブで日時を指定して予約録音ボックスにチェックを入れて以下の作業を行います:
      1. 予約録音をクリックします。
      2. チャンネル日時一覧ダイアログを使って録音間隔や録音日数などの設定を行います。