ビートをマッチする

デッキA

プレイリストから音楽トラックを選択し読込先の欄のAボタンをクリックします。デッキAに音声が読み込まれ波形などの情報が表示されます。また、ファイルはデッキに直接ドラッグする形でも挿入することができます。音楽トラックがZuluに読み込まると再生準備の完了です。読み込みが完了したら波形の下にある再生ボタンをクリックします。音楽トラックを再生中は再生ボタンが灰色で表示されます。

クロスフェーダのつまみを一番左に移動してください(こうすることでデッキAの音声のみがスピーカーから再生され、他のデッキの音声はDJ以外には聴こえなくなります)。音量スライダはデフォルト値(0)が最適です。0以外の場所にスライダのつまみがある場合はつまみをダブルクリックすると自動的に0に移動します。音量は音楽トラックごとに少しずつ異なりますので必要に応じて音量の調整を行ってください。

デッキB

デッキAで最初の音楽トラックを再生中に、音楽トラックのタブから次の曲を選び読込先の欄のBボタンをクリックします。できるだけ現在再生中の音楽にテンポ(BPM/速度)が近い曲を選ぶことをお勧めします。そうすることでよりスムーズな速度で曲の切替えを行うことができます。

クロスフェードボタンのノブが一番左にある限り、デッキBに読み込んだ音声はDJにしか聴こえずスピーカーから再生されることはありません。デッキBの曲に移動するタイミングになった時点で、ゆっくりとデッキAの音声をフェードアウトし、デッキBの音声をフェードインします。クロスフェードのつまみをゆっくりと右側に移動することで、デッキAの音声が少しずつ小さくなり、同時にデッキBの音声が少ずつ大きくスピーカーから再生されます。

スムーズなクロスフェードを行うには、デッキBの音声をデッキAの音声のビートに合わせる必要もあります。

ヘッドホンを使う

デッキBで再生ボタンをクリックしヘッドホンのアイコンをクリックします。デッキBの音声がDJのヘッドホンを通してのみ再生され、DJだけが音声を聴けるようになります。スピーカーから流れる音声はデッキAのものだけで、オーディエンスにはデッキBの音声は聴こえません。

どのデッキの音声がスピーカーからどの程度の音量で再生され、どのデッキの音声がDJのみに聞こえるかをコントロールするのはクロスフェードつまみと音量スライダです。

メモ: ピッチ/速度スライダはDJにしか聞こえない方の音楽トラックのものを使います。

同期ボタンを使う

デッキAで曲を再生中にデッキBで同期ボタンをクリックするとデッキBの曲のテンポがデッキAのテンポにマッチします。同期ボタンはBPMやビートメーカーを使って次の曲の再生速度を現在再生中の曲に同期させます。曲によってはどうしても完全にテンポを同期できないものもありますのでご了承ください。

同期ボタンをクリックすると双方のデッキの音楽のテンポがほぼ完全にマッチしますが、場合によっては手動で微調整が必要な場合もあります。

テンポを手動で調節する

ピッチ/速度スライダを使ってデッキBの曲のテンポがデッキAのテンポと同じに聞こえるまで調節するか、デッキBのBPMの値をデッキAのBPMの値に合わせます。

まだ音にずれがある場合は速度アップ/速度ダウンボタンを使って微調整を行います。このボタンを使うことで一時的にテンポを変更しテンポの微調整が可能になります。

速度アップボタンを長押しすると音楽トラックの再生速度がわずかに速くなります。同様に速度ダウンボタンを長押しすると音楽トラックの再生速度がわずかに遅くなります。

曲の同期が完了したら、クロスフェードのつまみを動かして現在再生中の曲にゆっくりと次の曲をミックスして行きます。

Cueマーク

曲のミックスは常に曲の冒頭から行うとは限りません。例えば殆どの場合、テンポだけでなくダウンビートも合わせる必要があるので、どこか特定の位置を指定してミックスを行う必要が生じる場合があります。こうして指定された位置の事を「Cueポイント」と呼びます。

各音楽トラックは以下の方法で簡単に並びを揃えることができます:

詳しくはCueポイントのページをご覧ください。設定方法などをお読みいただけます。