DebutはコマンドラインやNCHのAPI (「debut」のAPIキー)を使う事で簡単に操作することができます。コマンドラインの使い方は以下の通りです:

debut [コマンド] [コマンド_オプション] ...

コマンド:

-record

録画を開始します(メイン画面で「録画」ボタンを押すのと同様の作業を行います)。出力ファイルは現在設定されている出力用フォルダに保存されます。「録画開始前にファイル名のプロンプトを表示」のオプションにチェックが入っている場合、録画の開始前にファイル名を確認するプロンプトが表示されます。チェックが入っていない場合は、現在の設定に基づき、ファイル名が自動的に作成されます。また、-fileのコマンドオプションを使って出力ファイル名を指定することもできます。

-stop
録画を停止します。メイン画面の「停止」ボタンを押した場合と同様の作業を行います。

-pause
録画を一時停止します。メイン画面の「一時停止」ボタンを押した場合と同様の作業を行います。

-resume
一時停止後に録画を再び開始します。録画の一時停止中に、メイン画面の「録画」ボタンを押した場合と同様の作業を行います。

-restart
録画を再び開始します。メイン画面の「停止」ボタンを押した後、再度「録画」ボタンを押した場合と同様の作業を行います。

-snapshot
スナップショットを撮影します。メイン画面の「スナップショット」ボタンを押した場合と同様の作業を行います。

-play
最新の録画を再生します(最初に-stop コマンドを実行しなければなりません)。または、"-file"オプションで再生するファイル名を指定することもできます。

-exit
Debutを終了します。

-show
Debutの実行中、画面を表示します。これはデフォルトの設定です。

-hide
Debutの実行中、画面を非表示にします。

-sound <モード>
音声録音のオン/オフを設定します。メイン画面で「音声出力の切り替え」ボタンを押すのと同様の作業を行います。利用可能なモードは以下の通り:

-format <タイプ>
録画の出力フォーマットを設定します。変更すると、Debutのメイン画面から作成した録画を含む、全ての録画に影響します。利用可能なモード:

(*)これらのフォーマットでの録画には、Windows Media Player 9またはそれ以降のバージョンが必要です。
(#)フォーマット名にスペースがある場合、フォーマット名を二重引用符で囲む必要があります。例:-format "Xbox 360"

-source <タイプ>
録画ソースを設定します。変更は、Debutのメイン画面に影響します。利用可能なタイプ:

-file <ファイル名>
"-record" コマンドと一緒に使用した場合、録画するファイル名(拡張子を含まない)を指定します。"-play" コマンドと一緒に使用した場合は再生するファイル名(拡張子を含む)を指定します。

-ms <ミリ秒>
現在のコマンドの実行を指定したミリ秒間遅らせます。遅らせることのできるコマンドは以下の通りです:"-record", "-stop", "-pause", "-resume", "-restart", "-snapshot", "-sound", "-play"および"-exit".

-videodir <dirpath>
RecordPadが動画ファイルをエクスポートする出力フォルダを設定します。

-snapshotdir <dirpath>
RecordPadがスナップショットをエクスポートする出力フォルダを設定します。

-text <テキスト>
録画画像の上に表示するキャプション文字を設定します。"キャプションテキスト"メニューを参照してください。