移調ツールを使うと楽譜全体の音符の音程を一度に変えることができます。移調を行うにはツールバーの移調ボタンをクリックして移調ダイアログを開きます。移調は調号を使った移調と音程(半音)を使った移調の2種類の方法で行うことができます。調号を使った移調を行うと音符と調号が殆どの場合全て自動で書き換えられます。音程を使った移調を行う場合は半音の数を指定して音程を上下させます。半音を12個動かすと1オクターブの移調になり調号が変わらず、CからEに移調する場合は4半音上げるといった方法です。

移調ダイアログで指定できる半音の範囲は、曲中の音符の範囲により異なります。これは誤って高すぎる位置や低すぎる位置への移調を行ってしまうことを防ぐためです。こうした制限のため希望の位置への移調ができない場合は、音部記号を変更してみてください。例えば、ト音記号が使われている譜表の移調が希望の低さに設定できないという場合は音部記号をへ音記号に変えてから移調を再度行ってみてください。

1つの調号から別の調号へ移調する場合は 移調に伴う音符の調整のページをご覧ください。希望の調号を選択することで移調を行う方法をご覧いただけます。