カーブ文字ツールを使うと画面に描いた線に沿って文字が表示されます（線は完成画面には表示されません）。通常の文字ツールは文字入力ボックス内に真っすぐ書くことしかできません。通常の文字ツールの詳細はこちら： 文字ツール。線はフリースタイルで自由に描くことができ、文字を挿入後に線の形やサイズを変更することもできます。

カーブ文字ツールを選択すると画面上に十字のカーソルが表示されます。このカーソルを使って線を描きます。画面をクリックしてカーソルを動かし自由に線を描き、書き終わった時点でマウスから手を離します。線を描き終わった後は文字を入力するか、必要に応じて線の編集を行います。

線の編集方法はベジェ曲線の編集方法と似ています。ベジェ曲線に関する詳細は以下のページをご覧ください： ベジェ曲線。線の周りの四角い枠線を使って線全体を動かすことができます。線上に表示された四角い点を動かして形を変えることができます。線上の四角い点を選択するとベジェ曲線のコントロールポイント（丸い点）が表示され、これを動かすことでも線を変形することができます。線上に収まりきらなかった文字は画面に表示されませんのでご注意ください。

ヒント：曲線上に表示された文字は重なって表示されないよう設計されていますが、線の角度によっては入力スペースに限りがあるため多少の重なりなどが発生する場合があります。フォントが大きいほどこうした問題が発生する可能性が高くなります。文字が重なってしまった場合は、線の角度を広げるか、文字のフォントを小さくしてみてください。

曲線を描き終わったら文字の入力を開始します。線の始点から終点に向かって文字が入力されます。例えば右から左に引いた横線に沿って文字を挿入すると、文字は線の下に上下が逆さになった状態で挿入されます。線の上に上下が逆さにならない状態で文字を挿入する場合は、線を左から右に引いてください。

通常の文字入力と違い、カーブ文字では文字と文字の間隔や配置の調整はできませんが、線の色を変えたり文字の塗りつぶしを行ったりすることができます。文字をタイプ入力中に自由に文字のオプション（または線や塗りつぶしの色）を変更し、変更地点前の文字には影響を与えずに新しい設定で文字を描くことができます。書き終わった文字の全部または一部をマウスでハイライトして選択し様々な変更を加えることもできます。