しおり

ファイル内の良く使う位置を指定する機能です。例えばインタビューの録音ファイル内で、会話中の大事な部分をマークしておきたい場合などに使うことができます。

しおりを挿入するには Ctrl+B キーを押し、挿入位置の名前を入力します。しおりを挿入した位置に戻るには Ctrl+Shift+B キーを押してしおり一覧を開き、移動先のしおりを一覧で右クリックして「しおりに移動」 を選択します

1つのしおりから別のしおりまでの間の領域を選択する場合は、指定を開始するしおりを一覧上で右クリックし、「特定のしおりまで選択」をクリックします。

しおりは領域設定とは異なり、ファイル自体にリンクされるため、WavePadやプロジェクトを閉じた後も、音声ファイルにしおりが保存されます。しおりが不要になった場合はCtrl+Shift+Bを押して一覧を表示し、削除するファイルを右クリックして「削除」を選択すると削除することができます。

領域

録音ファイル内の一部を特定の「領域」として指定することができます(クリップボードにコピーをする作業と似ていますが、領域指定は複数の指定を行うことができます)。

特定の領域を選択し Ctrl+R キーを押すと領域設定の画面が表示されるので、わかりやすい領域名を付けて保存します。 (Ctrl+Shift+R) を押すと領域の一覧が表示されるので一覧から特定の領域を 右クリック すると、領域の再生や選択、名前の変更、削除、新しいファイルにコピー、領域の保存、領域の組み合わせなどの機能を使うことができます(詳しくは以下をご覧ください)。選択した領域は「フォルダへ領域をエクスポート」を選択すると、指定したフォルダにエクスポートすることができます。

領域設定は長時間のインタビューから一部を抜粋してまとめる際などに便利な機能です。必要な箇所で領域設定を行った後は、領域のまとめ機能を使って全ての領域を1つのファイルにまとめます。領域はまたDJミックスでトラックのマーキングを行う際にも使えます。

領域はファイル自体にはリンクされませんので、WavePadを閉じた後も領域を保存しておきたい場合は、領域を指定したファイルをWavePadプロジェクトとして保存してください(プロジェクトの詳細はWavePadプロジェクトのページをご覧ください)。

領域をCDに書き込み

Windows XPを使い、選択した領域をCDに書き込みます。この機能を使うには、「しおり」メニューから「領域一覧を開く」を選択し、コピーする領域を右クリックして「領域をコピー」を選択します。

音声CDを作成する場合、新しいファイルを書き込む前に、Windows Media Playerから古い音声トラックが全て削除されていることを確認してください。

メモ:このオプションはWindows XPでのみお使いいただけます。他のバージョンのWindowsでこのオプションを実行した場合、ファイルがローカルフォルダに保存されるので、他のCD書き込みソフトを使って特定の領域を別途書き込む必要があります

フォルダへ領域をエクスポート

選択した領域をそれぞれ別のファイルに保存して特定のフォーマットでフォルダに保存します。この機能を使うには、「領域」メニューから「領域一覧を開く」を選択し、 エクスポートする領域を右クリックして「フォルダへ領域をエクスポート」を選択します。エクスポート先となるフォルダと出力フォーマットを指定し、フォーマット設定を行ってください。

領域をまとめる

複数の領域を1つのファイルにまとめる機能です。インタビューなどから必要な箇所だけを抜き出してまとめる際に便利な機能です。

必要な領域をすべて選択した後、領域のまとめ機能を開きます(「領域」メニューから「領域をまとめる」を選択すると開きます)。画面左側の「領域一覧」から領域を選び、必要な順序で右側のまとめ一覧に追加した後、OKをclickすると領域が1つのファイルにまとまります。

デフォルトでは各領域の間に300msの無音部分が挿入されます。この設定は「領域をまとめる」オプションをclickingして変更できます。