自動クリック/ポップ音削除

個々のクリック/ポップ音を修復する機能です。この機能を正しく使うには、ノイズがある領域を拡大し、ノイズ周辺の小さな領域のみを選択する必要があります。領域を選択したら「ツール」メニューから「自動クリック/ポップ音修復」を選択します。すぐに修復作業が行われます。

パラメトリッククリック音/ポップ音削除

録音音声からクリック音やポップ音を削除する機能です。レコードなどのアナログ音声の録音時に、ほこりや傷などが原因で発生する雑音を消して、音声の修復を行う場合に便利です。

この機能を使うには、「ツール」メニューから「パラメトリッククリック音/ポップ音修復」を選択します。表示された画面で以下の領域の設定を行うことができます:

クリック感度
クリック音やポップ音を検索する際の感度を割合で指定します。指定する感度がわからない場合は、50%で指定してみてください。修復箇所が多いほど、感度を上げる必要があります。ある程度の修復箇所がある音声の場合、60~80%で設定してください。ただし、感度を上げすぎるとクリック/ポップ音では無い部分もクリック/ポップ音として認識されてしまう場合がありますのでご注意ください。また逆に、感度を下げすぎるとクリック/ポップ音が正しく検出されませんのでこちらもご注意ください。様々な割合をお試しいただき、最適な値をみつけてください。また、適切な値はファイルごとに異なる可能性がありますのでご注意ください。
クリックの最長時間
クリック音の長さの最大値ををミリ秒単位で指定します。指定する秒数がわからない場合は、450ミリ秒が最も一般的な値です。また、修復箇所が少ない音声には350ミリ秒、逆に修復箇所が多い音声には550ミリ秒~650ミリ秒を使うのが一般的です。