フェードイン 「編集」メニューから「フェードイン」を選択して適用します。 フェードアウト 「編集」メニューから「フェードアウト」を選択して適用します。 フェードアウトとトリミング 選択した箇所でフェードアウトし、選択箇所の末尾をファイルの末尾としてマークするという2つの作業を行うオプションで、音楽トラックの末尾で良く使われます。 クロスフェード クロスフェード機能を使うと、音楽と音声(ボイスなど)を様々な方法でミックスすることができます。例えば、以下のようなことが可能です: - 音楽トラックをフェードアウトさせながら、別のトラックを同時にフェードインさせる
- 音楽トラックをフェードアウトしている最中に別の音声トラックを通常音声で再生
- 音声トラックの末尾に別の音声トラックを重ねる
この機能を使うには、まずクロスフェードを適用する領域を選択します。2つのファイルをクロスフェードさせる場合、両方のファイルを結合して1つのファイルにします。「編集」メニューから「クロスフェード」を選択します。グラフやデータが表示された画面が開きます。 グラフは2つのセクションに分かれています。上のセクションはフェードイン領域、下のセクションはフェードアウト領域を表します。青くハイライトされた部分がクロスフェードが行われる部分で、両サイドの黄色い線がクロスフェードが始まる位置と終る位置をそれぞれ示します。ハイライトされた領域の両側に1秒分の波形を表示することで、クロスフェード画面を見やすくしています。 グラフ上にマウスを置くと、音声ファイル内の対応する時間が画面左上に数字で表示されます。 データ領域は以下の通り機能します: - 選択位置の先頭と末尾
- 波形画面で選択した部分の開始時間と終了時間を表示します。 メモ: 表示される時間は波形画面上の時間であり、グラフ画面上の時間ではありません。詳しくは以下に別途記述します。
- ギャップ時間
- クロスフェードにかける時間をミリ秒で指定します。ここで指定した時間よりもフェードインとフェードアウトの方が長い場合は、実際にクロスフェードを行う際にギャップ時間が調整されます。 メモ: ここで指定した時間が選択した音声よりも短い場合は、クロスフェードを行うことで選択した音声の中央部分が消える場合があります。
- フェードイン時間
- 選択した音声の末尾でフェードインする長さです。例えば5000ミリ秒の音声を1000ミリ秒のフェードイン時間で設定した場合、選択範囲の後半1000ミリ秒がクロスフェード部分の後半1000ミリ秒にフェードインします。
- フェードアウト時間
- 選択した音声の先頭でフェードアウトする長さです。
- フェードの種類
- 時間の経過に伴うフェードイン/フェードアウトの切替えの形状です。時間経過に続く遷移の形状。線形、対数、指数、または正弦波のフェードタイプから選択できます。
- 線形:時間の経過に沿って均一に音量が変換します。
- 指数:音量の変化がゆっくり始まり時間の経過と共に変化の速度が速くなります。
- 正弦波:音量の変化がゆっくり始まり急激に変化の度合いを高めた後再度速度を下げます。
- 対数:音量の変化が急速に始まり徐々に遅くなります。
クロスフェードの流れは以下の通りです: - ギャップ時間の長さでフェードアウトのバッファが作られます。バッファの先頭は選択した音声の先頭部分で、フェードアウト時間で設定した時間をかけてフェードアウトが行われます。
- ギャップ時間の長さでフェードインのバッファが作られます。バッファの末尾は選択した音声の末尾部分で、フェードイン時間で設定した時間をかけてフェードインが行われます。
- フェードインとフェードアウトのバッファがミックスされ、選択した音声が置き換えられます。
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