音声CD


音声CDの作り方


音声/音楽CDの作成は以下のステップで行います:
  1. 作成するディスクとして「音声CD」を選択します
  2. 一覧に音声/音楽ファイルを挿入します
  3. 必要に応じて音声/音楽ファイルを編集します
  4. 音量を正規化します(任意)
  5. ファイルを希望の順序に並べます
  6. CD_TEXTの情報を確認します
  7. CDを書き込みます

各ステップの詳細は以下のとおりです。
コンピレーションを選択する
CDの種類はツールバー(メインメニュー上部でアイコンが並んでいる部分)の「音声」タブで「音声CD」ボタンを選ぶか、またはキーボードの CtrlとUキーを押すことで選ぶことができます。また、ツールバーの新規ディスクボタンをクリックするか、「現在のディスク」メニューからディスクタイプへ行くことで音声CDを選ぶことができます。
データCD(またはDVD、ブルーレイ)モードで挿入されたファイルは、音声CDモードに行くと音声/音楽ファイル以外のファイルはコンピレーションから外され、データモードに戻した後もファイルはコンピレーションに戻りませんのでご注意ください。元のファイルはコンピュータ上に残っていますが、Express Burnのファイル一覧からは外されます。
ファイルの挿入と削除
音声ファイルをCDに挿入するには、「ファイルを挿入」または「フォルダを挿入」をクリックするか、もしくは「ファイル」メニューから「ファイルを挿入」を選択してください。閲覧画面が開きますので、ここで以下の音声ファイル形式を選択してください:
.WAV .MP3 .OGG .WMA .AIF .AIFF .AU .RA .RAM
.FLAC .GSM .AAC .VOX .RAW .SND .DSS .DCT
これらのファイル形式のいくつかは選択したファイル形式の解読用に自動的にプラグインをダウンロードします。インターネットに接続できる環境に無い場合、別途当社のウェブサイトからダウンロードして当該コンピュータにダウンロードすることも可能です。また、解読が必要なファイル形式がいくつか挿入され、コンピュータによってはこの作業に数分かかる場合があります。
その他のファイル形式に対応するにはDirectShowコーデックのインストールが必要です。Windowsに事前インストールされている場合がありますので、ファイルを読み込んでみてください。特定のファイルを見るために「全てのファイル」を選択する必要がある場合があります。
各音声トラックの最短時間は4秒です。4秒以下のファイルには無音部分が挿入され4秒のファイルになります。また、トラック間には必ず切れ目があるため、メディアプレーヤーによっては各トラックの長さを実際より2秒長く表示する場合があります。そのため、無音部分を挿入して4秒に伸ばしたファイルの長さは6秒と表示される場合があります。ディスクの書き込み時にトラック間のポーズの秒数を指定した場合は、指定した秒数が優先されます。詳しくは書き込み設定ダイアログをご覧ください。
上記以外のファイル形式は音声CDを作成する際Express Burnに認識されません。その他の形式に対してはデータCDを作成する必要があります。
挿入したファイルを削除する場合は、削除したいファイルを選び「削除」ボタンをクリックするか、ファイルメニューから「削除」を選択してください。複数のファイルを一度に選択するには、Ctrlキーを押しながら選択するファイルを左クリックしてください。全てのファイルを削除するには、メニューから「全て削除」オプションを選択するか、キーボード上でCtrlキーとDeleteキーを押してください。
ドラッグアンドドロップ
ファイル一覧画面へドラッグアンドドロップする形で音声ファイルを一覧に挿入することも可能です。同様に、Express Burnのデスクトップアイコンにファイルをドラッグアンドドロップすることで一覧にファイルを挿入することができます。アイコンにファイルをドロップするとExpress Burnが自動的に起動し、システムトレイにアイコンが現れます。
ファイルの再生
ファイルを再生するには、再生したいファイルを選びメインインターフェース下部の「再生」ボタンを押すか、「ファイル」メニューから「再生」を選択してください。複数のファイルを選択して再生ボタンを押した場合、最初に選択したファイルが再生されます。
音声/音楽ファイルを編集
ファイルメニューの編集オプションを使うと、WavePad音声編集ソフトを使って音声ファイルを編集することができます。CtrlとEキーを押すことでもアクセスできます。
音量を正規化する
Express Burnに挿入した音声トラックの音量は正規化することができます。これは、曲中の音量が一番大きい部分を最大音量の一定の割合に合わせることで、各トラックの音量を調節するということです。初期設定の状態では音量は正規化されていません。
挿入したトラック全ての音量を正規化する場合は「現在のディスク」から「正規化レベル」へ行き希望のレベルを選択するか、正規化レベルのプルダウンリストを使って行います。Express Burnに挿入された全てのトラックが正規化されます。
ファイルの整理
ファイル一覧画面に表示されるファイルはCDに書き込まれたトラックと同じ順序で並びます。CD書き込み前の順序の変更は、トラックをドラッグし希望の位置にドロップする形で行います。
CD-TEXT情報を調整
CDプレーヤーに表示される曲名、アーティスト、アルバムの情報を入力することができます(CDプレーヤーによっては表示できないものもあります)。こうした情報はCD-TEXTデータと呼ばれディスク(リードイン)に保存されます。Express Burnに初期設定されている情報はCD-TEXTボタンをクリックすることで変更することができます。
情報をディスクに書き込むためにはディスクをセッションアットワンス録音で書き込む必要があります。この方法で書き込むには、まず書き込み設定ダイアログの「トラック間のポーズをカスタム化する」を選択します。CD-TEXTボタンをクリックすると、この書き込みオプションが選択されているかどうかが検出され、OKを押すことでこの機能を有効にするかどうかの確認を行います。
CDを書き込む
オーディをファイルを希望の順序に並べ終わった後、CD-R またはCD-RWに書き込みドライブに挿入します。挿入後、「CDを書き込む 」ボタンをクリックするか、メニューから書き込みドライブ->CDを書き込むを選択、もしくはキーボードのF3を押してください。
次に 書き込み設定のプロンプトが表示されます。どの設定を選択したらよいかわからない場合は初期設定を選択してください。選択すべき設定がわかっている場合は、該当する設定を選択してください。ここで決定した設定は今後の書き込みにも使用されます。
選択を終えると挿入されたCDの確認が行われ、何らかの問題があればメッセージが表示されます(例:ディスクの種類が正しくない、ディスクの容量が不足しているなど)。
書き込み速度はメディアおよびドライブによっても変わりますが、かなり長い時間(20分ほど)がかかる場合があります。書き込みの終わりに「リードイン/リードアウトの書き込み中」というプロセスがあり、ドライブやメディアにもよりますが、このプロセスに1~2分かかります。