VoIPチャンネル

VRSは実行中のコンピュータのハードウェアに接続された音声デバイスを使って作動しますが、ネットワーク上の他のコンピュータにリンクしたり、TCP/IPを使ってインターネットから音声を入力することもできます。

こうした音声入力を行う場合はソースとして実行するソフトウェアが必要です。また、お使いのファイアウォールがバーチャル音声ソースのポート(通常4080)のTCP/IP接続を許可している必要があります。


TCP/IP ポート上でサーバーを実行する

このポートは全てのソースソフトウェアに設定されたものと同じでなければなりません。デフォルトでは4080に設定されており、このポートを別の用途に使う必要がある場合以外はデフォルト設定のままにしておくことをお勧めします。このポートをファイアウォールで開放します。


VoIPプロパティ

ソース名

VRSのメイン画面に表示されるチャンネルの名前で、ファイル名です。

ソースアクセスコード

ソースの認識と認証用に使われるコードです。一般的なパスワードとして通用する長さのランダムなコードが必要です。同じコードは複数の回線に使うことができません。

ソースソフトウェアにも同じアクセスコードを入力してください。

録音ファイルのフォルダ

全てのチャンネルの録音音声は一次ドライブのVRS録音フォルダ内に保存されるようデフォルト設定されています。このフォルダは各チャンネルのプロパティから確認することができます。録音ソースに応じて、オプション画面の「チャンネル」または「VoIPチャンネル」タブから各チャンネルのプロパティ画面を表示するとフォルダのパスが見つかります。

別のフォルダに変更する場合は、フォルダのパスを新しいフォルダのパスに書き換えてください。フォルダは全チャンネルを1つのフォルダにまとめることも可能ですし、逆に各チャンネルにつき1つのフォルダを設定することもできます。

メモ:LANやネットワークで直接録音を行わないようにしてください。こうした設定を行った場合、ネットワークに問題が生じると録音にも問題が生じるだけでなく、録音がネットワークの帯域幅を大量に使うことで問題が発生する場合もあります。ネットワーク上の録音のコピーが必要な場合は、音声圧縮を使ったミラーリングを行ってください(オプション画面の送信タブをご覧ください)。こうすることで、音声が圧縮されるだけでなく、ネットワークがダウンした場合でも問題が発生しません。

録音の自動削除を設定してある場合、録音フォルダは空のフォルダを選択することをお勧めします(自動削除時には指定したフォルダ内のファイルが全て削除されますのでご注意ください)。


Axon回線を追加

「Axon回線を追加」ボタンをシングルクリックすると、使われていないチャンネルが全てVoIP用の新規AxonバーチャルPBXとして追加されます。Axonはバーチャル音声ソース一覧に追加され、必要に応じてプロパティの設定を行うことができます。AxonバーチャルPBXソフトウェアに関する詳細はhttp://www.nch.com.au/pbx/jp/index.htmlをご覧ください。


以下のページもご覧ください:

ハードウェアチャンネル
チャンネルのプロパティ