チャンネルのプロパティ

チャンネルのプロパティを表示するには、VRSのメイン画面でチャンネル名をクリックし「チャンネルのプロパティ」を選択するか、「オプション」画面の「チャンネル」タブでチャンネルを選択して「プロパティ」ボタンをクリックします。

これらのプロパティはハードウェア機器用です。仮想またはVoIPチャンネルはオプションの「VoIPチャンネル」タブで別途追加します。VoIPチャンネルにも似たようなプロパティがありますが、全く同じではないためです。詳しくはVoIPチャンネルのページをご覧ください。


デバイスのプロパティ

録音デバイスのオプション

チャンネル名

ここに入力した名前がメイン画面の一覧にチャンネル名として表示されます。また、検索と再生画面の録音名の一部にもこの名前が表示されます。

録音デバイス:このチャンネルの録音に使われる音声入力デバイスをプルダウンメニューから選びます。

2つのチャンネルに同じデバイスを選択して1つのチャンネルに右を、もう1つに左を選択することで、1台のステレオ音声デバイスを使って2つのチャンネルのモノラル音声を録音することができます。Yケーブルを使って2つのモノラルソケットをステレオプラグに繋ぐ必要がある場合もあります(ケーブルはお近くの電気店でお求めください)。

録音入力:デフォルトの録音入力チャンネルは「Windows録音ミキサー」です。VRSが直接使う入力チャンネルを選択するのが最も良い方法です。使われているソケットにもよりますが、入力チャンネルは通常「Line-in」または「マイク」です。

録音音量:チャンネルを選択すると入力録音の音量を調整することができます。

番号通知用テレフォニー機器:VRSを通話録音用に使い、またお使いの電話ネットワークが番号通知に対応しており、なおかつ番号通知用モデムまたはテレフォニーボードをお持ちの場合にのみお使いいただけるオプションです。こうした条件が全て揃っている場合、VRSを使って発信者番号や名前を記録することができます。このオプションにチェックを入れ、番号通知対応のテレフォニー機器をプルダウンメニューから選択します。

録音ファイルのフォルダ

全てのチャンネルの録音音声は一次ドライブのVRS録音フォルダ内に保存されるようデフォルト設定されています。このフォルダは各チャンネルのプロパティから確認することができます。録音ソースに応じて、オプション画面の「チャンネル」または「VoIPチャンネル」タブから各チャンネルのプロパティ画面を表示するとフォルダのパスが見つかります。

別のフォルダに変更する場合は、フォルダのパスを新しいフォルダのパスに書き換えてください。フォルダは全チャンネルを1つのフォルダにまとめることも可能ですし、逆に各チャンネルにつき1つのフォルダを設定することもできます。

録音の自動削除を設定してある場合、録音フォルダは空のフォルダを選択することをお勧めします(自動削除時には指定したフォルダ内のファイルが全て削除されますのでご注意ください)。

ネットワーク上にある共有フォルダを選択する場合はユーザーアカウントで実行する必要があります。


停止/開始プロパティ

録音開始/終了コントロール

音声起動録音

このオプションを選択したチャンネルは、入力音声の音量を使って録音の開始と停止を行います。しきい値(デフォルトでは-18dB)として指定した値を超える音量が検出されると自動的に録音が始まります。録音音声がしきい値を下回り、この状態が指定した検出時間(デフォルトでは12秒間)続くと自動的に録音が停止します。検出時間は録音停止を行う為にのみ使われ、録音開始には使われません。

通話を開始しても録音が始まらない場合は、録音デバイスの録音音量が低すぎないことを確認してください。通話を終了しても録音が停止しない場合は、録音音量が高すぎないことを確認してください。録音音量の調整を行うには、Windows録音ミキサーを開き、入力チャンネルの音量を調整します。

ハードウェア制御 (ポート接続)

回線にこのオプションを選択した場合、VRSの録音はゲームコントローラポートまたはシリアル(COM)ポートに接続されたハードウェアを使ってコントロールされます。例えば通話録音を行っている場合であれば、電話機のオン/オフフックなどを使ってコントロールするということです。

ゲームコントローラを使う場合はWindowsのコントロールパネルから4ボタン式のゲームコントローラを有効にする必要があります。詳しくはハードウェア接続のページをご覧ください。

継続録音

このオプションを選択した回線は、継続的に録音が行われます。1時間ごとに新しい録音ファイルが作成されるので、必要な録音を簡単に検索することができます。

このオプションは通常、1日24時間録音を行う場合にのみ使われます。例えばラジオ局の番組記録などに最適なオプションです。

各録音ファイルの長さはオプション画面の録音タブにある「最大録画時間」の項目で設定することができます。

手動録音

このモードを選択した場合、録音の開始と停止はVRSのメイン画面にある録音ボタンをクリックして行います。また、タスクバーに格納されているVRSのアイコンを右クリックし、録音を開始/停止するチャンネルを選択することでも録音を開始/停止することができます。

ソフトウェア開発のAPIを使って他のプログラムでVRSをコントロールする場合は必ずこのオプションを選択する必要があります。詳しくはwww.nch.com.au/vrs/jp/sdk.htmlをご覧ください。

通話デバイス制御

CAHTAボードなどのプロ仕様のテレフォニーボードをお使いの場合(詳しくはwww.nch.com.au/vrs/acc/jpをご覧ください)、VRSはこのデバイスを使って電話回線のオン/オフを検出することができます。ボイスモデムではお使いいただけませんので注意ください。

テレフォニーデバイスによっては発信者番号の検出ができる場合もあります。この機能を使うにはチャンネルのプロパティ画面の「デバイスのプロパティ」タブで「発信者番号検出用テレフォニー機器」にチェックを入れ、プルダウンメニューからデバイスを選択する必要があります。

日時を指定して予約録音

予約録音

日時や曜日、また開始日と終了日を指定して予約録音を行うことができます。予約録音を設定するには、「日時を指定して予約録音」にチェックを入れ、「予約録音」ボタンをクリックします。

チャンネルに予約録音を設定すると、設定した日時だけに録音が行われます。予約録音による録音がどのように行われるかは、録音モードにより異なります。

音声起動録音

音声起動が設定されたチャンネルで予約録音を行う場合、予約録音が設定されている日時に、しきい値を超える音声が検出された場合に録音が行われます。

ハードウェア制御 (ポート接続)

ハードウェア制御が設定されたチャンネルの場合、予約時間内のみ録音を開始できます。録音は手動で停止することもできますが、予約日時が終了すると自動的に停止します。

継続録音

継続録音が設定されたチャンネルの場合、予約時間内は常に継続して録音が行われます。

手動録音

手動録音が設定されたチャンネルの場合、予約時間内のみ録音を開始できます。録音は手動で停止することもできますが、予約日時が終了すると自動的に停止します。

通話デバイス制御

通話デバイス制御が設定されたチャンネルの場合、予約時間内に受話器がオフフックになっている間録音を行います。

録音トーンとアナウンス

再生デバイス

「録音トーン」または「録音メッセージ」が選択されている場合、こうした音声を再生するために必要な音声出力デバイスを選択する必要があります。プルダウンメニューからデバイスを選択してください。

デフォルトの再生出力チャンネルは通常、お使いのサウンドデバイスです。

録音トーンを再生

録音中に定期的に音を鳴らす必要がある場合はこのボックスにチェックを入れ、トーンとトーンの間の秒数を指定します。

録音開始時にアナウンスを流す

このオプションは通常、プロ仕様のテレフォニーボードを使ってVRSで通話を録音する際に使われます。このオプションにチェックを入れ、正しい音声再生デバイスを選択すると、録音開始時にこのデバイスがアナウンスを再生します。デフォルトでは「Recording Started」という英語のアナウンスが録音されたmp3ファイルが再生されるよう設定されています。


以下のページもご覧ください:

チャンネルオプション
VoIPチャンネル