ここでは、クリップのプレビュー画面とシーケンスのプレビュー画面についてご説明します。この2つの画面は良く似ていますが、機能等に多少の違いがありますのでご注意ください。以下はクリップのプレビュー画面の画像です。

  1. タイトルバー

    選択されているクリップ/シーケンスの名前が表示されます。 クリップ名はクリップのビン内でのみ 変更することができます。変更は右クリックメニューまたは「クリップ」メニューを使って行います。

  2. プレビュー

    クリップ/シーケンスの現在位置のフレームが表示されます。 プレビューに表示される動画は完成版の動画よりも解像度が低い場合がありますのでご注意ください。 シーケンスを保存 して最終的な画質をご確認ください。

    プレビューの解像度
    クリップのプレビュー画面では選択したクリップがオリジナルのアスペクト比で表示されますが、処理速度をアップするために低めの解像度で表示されます。実際の解像度で表示する場合は全画面表示でプレビューを行ってください。全画面表示を行うには最大化ボタンをクリックします。

    シーケンスのプレビューの解像度
    シーケンスのプレビューの解像度は手動で選択できます。選択した解像度に応じてクリップがレターボックスまたはピラーボックスを使って表示されます。特段の理由がない限りデフォルト設定のままにしておくことをお勧めします。 コンテンツに合わせるを選択するとシーケンス内のクリップのアスペクト比を自動検出し、シーケンスのプレビュー画面をクリップのサイズに自動的に合わせて表示します。シーケンス内に4:3と16:9のクリップが混在している場合はコンテンツに合わせるためのアルゴリズム が最適なサイズを選択して表示します。
    画面サイズに合わせるを選択するとコンピュータ画面のアスペクト比に合わせてシーケンスのプレビューを表示します。

    キャッシュが済んでいない領域はすぐにプレビュー再生できないため、プレビューの代わりにメッセージが表示される場合があります。

    プレビュー画面を右クリックすると次のショートカットメニューが表示されます:

    次のフレームと前のフレームを表示
    現在のフレームの左右に1つ前のフレームと次のフレームが表示されます。 前後のフレームをクリックすると、それぞれの方向に全体が移動します。

    このフレームを動画のサムネイルとして使う
    プレビュー画面に表示されているフレームが、シーケンスのサムネイル画像として表示されます。 シーケンスのプレビュー画面でこのメニューをクリックすると、シーケンスのプレビュー画面に表示されているフレームがシーケンスのサムネイル画像として表示されます。

    ワイドスクリーンの縦横比に合わせる
    クリップのアスペクト比が変更されます。

    クリップのスナップショットを撮る
    プレビュー画面の現在位置のフレームの画像を画像ファイルとして画像クリップビンに保存します。 プルダウンメニューをクリックするとスナップショットの解像度を確認するメッセージが表示されます。解像度に関する詳しい情報はhttp://www.nch.com.au/kb/jp/10231.htmlからご覧いただけます。

    反転
    動画フレームを上下、左右、または両方向に反転します。
    メモ:このツールは選択したクリップがクリップビンにある場合にのみお使いいただけます。

    回転
    動画フレームを90度、180度または270度に3D回転させます。
    メモ:このツールは選択したクリップがクリップビンにある場合にのみお使いいただけます。

    動画/音声エフェクトを編集...
    動画、音声、画像、文字及び空クリップに挿入したエフェクトを編集することができます。

  3. 表示領域

    タイムライン(以下参照)を拡大した際にシーケンスに表示されている部分は、シーケンスのプレビュー画面に灰色の線で表示されます。

    プレビュー画面のシーケンス部分をクリックすると、シーケンス画面の対応する位置にカーソルが移動します。 カーソルをドラッグするとプレビュー領域がスクロールされます。

  4. サムネイル

    クリップ/シーケンス内の特定の位置のフレームがサムネイルとして表示されます。

  5. タイムライン

    赤い縦線は再生中の動画の現在位置を示しています。 タイムラインをクリックすると位置が選択され以下のオプションを含むメニューが表示されます:

    拡大/縮小ボタン(画面下)をクリックすると、どの程度の範囲のクリップ/シーケンスをタイムラインに表示するかを変更することができます。

    クリップ/シーケンスの「開始」および「終了」時間は、それぞれ赤および青の三角形で表示されます。
    以下のページもご覧ください: クリップのトリミングと分割

    プレビューのキャッシュが作成されるとタイムラインが青く表示される形で進行状況を表示します。

  6. コントロール

    再生コントロール
    再生や一時停止、早送り・早戻し(1つ前または後のフレームへ移動)、クリップやシーケンスの冒頭/末尾へ移動など。 ループ:再生をノンストップで繰り返します。 再生速度を変更:動画や音声の再生速度を変更します。

    動きのある文字を編集(動きのある文字クリップのプレビュー)
    編集ボタンをクリックし動きのある文字クリップの設定画面を開きます。 設定画面の外側をクリックすると画面が閉じます。

    文字項目(文字を挿入した際のみ表示されます)
    表示されているクリップのフレームに挿入された文字がここに表示されます。
    メモ:ビン内の文字クリップを変更すると、シーケンスに表示される文字クリップも変更されます。

    空クリップの色(空クリップを挿入した場合のみ表示されます)
    空クリップの色を選択します。
    メモ:ビン内の空クリップの色を変更すると、シーケンスに表示される空クリップの色も変更されます。

    現在の位置
    カーソルの現在位置を表示します。特定の時間を指定する際はここをクリックします。

    開始/終了時間(動画・音声クリップのプレビュー時のみ表示されます)
    クリップ/シーケンスのトリミングに使われます。 開始/終了時間を指定する際はここをクリックします。
    詳しくは以下のページをご覧ください: クリップのトリミングと分割

    再生時間(タイトル、画像、文字のみが空クリップ上に表示されます)
    クリップが再生される長さを変更する際はここをクリックします。

    動きの長さ(動きのある文字クリップのプレビューのみが表示されます)
    クリップが動いている時間の長さを変更する際はここをクリックします。

    表示(クリップのプレビュー内の動画トラッククリップのみ)
    プルダウンメニューを使ってトラッククリップとして表示されるものを選択するか、ボタンを繰り返しクリックして必要なオプションを選択します。

    • クリップのみ:トラックのクリップのみを表示します。
    • クリップと背景:トラックのクリップとシーケンス内でクリップの下に挿入されている全てのクリップを表示します。
    • シーケンス:選択したトラックの上に重ねられているトラックを含めたすべてのトラックが表示されます。

    シーケンスに配置(クリップのプレビューのみ)
    クリップのビンから以下の手順で現在作業中のシーケンスにクリップを挿入します:

    • シーケンス上の開始位置に挿入
    • シーケンス上のカーソル位置に挿入
    • シーケンス上の末尾に挿入
    • シーケンス上の開始位置にレイヤー挿入
    メモ:このコントロールは選択したクリップがクリップビンにある場合にのみ使えます。

    3Dオプション
    このプルダウンメニューをクリックすると、一般的な並びのステレオスコピック3Dのレイアウト一覧が表示されます。 一覧からレイアウトを選択すると選択した形式で動画がプレビューに表示されます。

    360
    このボタンを使って360度プレビューモードのオンとオフを切り替えます。
    このモードがオンになっている状態で、プレビュー画面をクリックしてマウスをドラッグすると画面を回転させてアングルを変更することができます。

    クリップを分割(全てのクリップ、クリップのプレビューおよびシーケンスのプレビュー)
    現在位置でクリップを分割します。 この作業は選択したクリップや、全ての動画クリップ、音声クリップ、トラック、また特定の音声/動画クリップに対して行うことができます。
    詳しくは以下のページをご覧ください:クリップのトリミングと分割

    リンク解除/再リンク(リンクされていた動画と音声、クリップのプレビュー)
    リンクされていた動画と音声のリンクを外す、またはリンクを外した動画と音声を元に戻します。
    詳しくは以下のページをご覧ください: クリップをリンクする/まとめる

    縦横比(シーケンスのプレビューのみ)
    プルダウンメニューを使ってトラックの縦横比を選択します。

    拡大/縮小
    タイムラインに表示されるクリップ/シーケンスの範囲を変更します。 拡大を行うと開始/終了時間の設定などを更に正確に設定することができます。 縮小を行うとタイムライン上により多くのクリップ/シーケンスを表示することができます。

    最大化
    クリップやシーケンスのプレビュー画面を全画面表示します。